2025年しぶんぎ座流星群:初心者の流星群撮影挑戦記【後編】

星のこと

はじめに

毎年1月初旬に見られる、しぶんぎ座流星群を観察しました。

流星群の写真撮影が目標でしたが、残念ながら、写真に収めることはできませんでした。

今回の記事では、観察の記録と撮影の記録、今後の課題などをまとめます。

観察の記録

観察時間:4:17~6:10(約1時間50分)

気温:1℃

UNIQLOさんの極暖ヒートテックの上下を身に着けていましたが、1時間も外にいると、足はだんだん冷たさで痛くなり、手は手袋をしていなかったこともあり、かじかみました。三脚を移動させるときなど、三脚も冷たかったです。少しでも暖を取ろうと、マグカップにお湯を入れて持っていましたが、冷めるのが早かったです。

場所:実家の庭(山に囲まれた暗い場所)

流星の数:17個(たぶん)

長く尾を引いて輝く大きな流星を2個見ました。

頭を後ろに倒すように夜空を見上げたところ、白くて明るい太い線が現れました。その流星は音もなくすーっと、まるでスローモーションで流れるかのようにゆっくりと、輝きながら伸びていきました。ほんの数秒間の出来事ですが、とても神秘的な時間でした。

観察途中、寒さに耐えられずお湯を取りに家に入るなど、目を離した時間もありました。

冬の冷たい空気を感じながら、ひたすら冬の星空を眺めました。静かな世界に包まれる特別な時間でした。

撮影の記録

【前編】で色々機材は準備したのですが、実際に使用した機材は少なくなりました(汗)

流星群を捉えるのに、広角レンズがおすすめという記事を読んだことから、広角レンズ1本でいきました。広角レンズは、広い範囲を一度に捉えられるからですね。

また、ポラリエは、起床時間が遅くなったこと、設置に時間がかかりそうだったことから使用をやめました。事前に、設置しておけばよかったかもしれません。

実際に使用した機材

  • 三脚
  • 雲台
  • カメラ(Fujifilm X-T100)
  • 広角レンズ(SIGMA 16mm F1.4 DC DN)

撮影設定
撮影中、以下の設定をいろいろ試しました。

  • シャッタースピード:10~30秒
  • ISO感度:500~1600
  • 絞り値:F2.2~F2.8

撮影結果

流星を写真に収めることはできませんでしたが、冬の空に広がる美しい星空を何枚も撮影しました。

冬の夜空に見られる星座をいろいろ見つけました。

以下、いろんな設定で撮影した写真を記録として載せます。

しし座のレグルス、かに座のプレセぺ星団、火星、ふたご座のポルックス、うみへび座のアルファルド、こいぬ座のプロキオンが写っています。

ISO1600 24mm f2.8 13.0s
ISO1600 24mm f2.8 15.0s
ISO1250 24mm f2.8 15.0s
ISO1000 24mm f2.8 15.0s

北斗七星と北極星。

ISO1000 24mm f2.8 15.0s
ISO1600 24mm f2.5 15.0s

振り返りと今後の課題

よかったこと

・流星を見ることができたこと。大きな流星が本当に美しかった。

・普段あまり見ることのない時間帯で、冬の夜空を観察できたこと。

課題

・起床時間をもう少し厳密に守るべきたった。(当初、2:30頃に起きる予定だった)
 解決策:寒さから起き上がることができなかったので、起きる時間帯に部屋を暖めておく。

・流星を写真に収めるための工夫や設定を改めて調べ直して、試してみる。
 解決策:どこに流れるかわからないため、写真に収めるのは難しく、動画で撮ることもよくあるらしい。流星撮影に関する記事をまずは5つほど読んでみる。

・ISO感度についての理解が浅い。
 解決策:具体的な値がどのように影響するのかを実践を通して学ぶ。特に、流星を捉えるための最適なISO感度設定について、さらに調べて試してみる。

まとめ

しぶんぎ座流星群の観察は、星の輝きの美しさを改めて実感する機会となりました。

今回は写真に収めることはできませんでしたが、この経験を通じて、流星の撮影についてもっと学び、次回こそは、その美しい瞬間を写真に収めたいと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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