初心者でもできる:三脚とカメラで星空を撮影する方法

星のこと

はじめに

星空撮影は、特別な機材がなくても始められます。実際、私も最初はカメラだけでスタートしました。

長い露出時間が必要だと知ったとき、まだその頃は三脚を持っておらず、手持ちで撮影してみましたが、ブレてしまい悩んだことを今でも覚えています。

カメラを地面に置いたり、塀の上に設置したりし、揺れを最小限に抑える方法を試行錯誤しました。セルフタイマーを設定し、シャッターを押す揺れもなくす。

試行錯誤の上、初めて綺麗に星空を撮れたときは、それはそれは、感動しました。肉眼では見えない星たちが、カメラのレンズを通すことで現れるのです。

こんなにたくたんの星たちの光があるということ。大昔の夜空は、もっともっと星が綺麗に見えていたんだろうなと思いを馳せるなど。

この体験がきっかけで、星空撮影をもっとしたいと思うようになりました。

必要な道具と準備

必要な道具

  • カメラ:一眼レフ、ミラーレスが理想。マニュアル設定ができるカメラがおすすめです。セルフタイマー機能もあると便利です。

  • レンズ:広角レンズ(焦点距離20mm以下、F値が低いものがおすすめ)があると、星空を広く撮影できます。広角レンズを手に入れる前は、ずっとカメラのキットレンズを使っていました。

  • 三脚:星をブレずに撮るために使うアイテム。安定性のあるものを選ぶ。なくても、カメラを地面に置くなどすると撮影できますが、撮影範囲が限られるかと思います。(三脚の必要性を感じてから手に入れるまで半年ほど、塀の上に置くなど試行錯誤しながら撮っていました!あると、やはり便利です!)

  • リモートシャッター(またはセルフタイマー):シャッターを押すときの振動を防ぐために使います。私は、カメラのセルフタイマー機能を使っています。

実際に、私が使っている道具たちの紹介は、また後日したいと思います。

服装と準備

・撮影は夜間です。しっかりと防寒対策をしましょう。夏は虫よけ対策もお忘れなく。

・撮影地が暗い場合は、灯りになるものがあると便利らしいです。家や車の近くで撮影する場合は、それほど気にしなくても大丈夫かと思います。特に最初の頃は、使う機材も少ないため、私も何も持っていません。家から漏れる明かりとスマホのライトで、なんとかしています。

撮影前の準備

場所選び

・光が少ない場所を選びましょう(都市部から離れた山や郊外が理想)。

・事前に星空観測スポットなど撮影場所を調べてみてもいいかもしれません。私は、主に実家(周囲が山の田舎)に帰ったときに撮影しています。

天気と時間帯

・星空撮影には晴れた夜が最適です。

・星空が特に美しく見えるのは、新月の前後です!

基本的なカメラの設定

モード

・「マニュアルモード(M)」に設定。シャッタースピードや絞り(F値)を設定できるモードにします。

シャッタースピード

・10~20秒に設定。15秒くらいが、個人的には、星が線にならない限界に感じます。

ISO感度

・ISO1600~3200くらいで試すとよいそうです。もっと大きくして撮られている方もいらっしゃるよう。
私は普段、1600だと明るすぎる気がして、800くらいで撮ることが多いのですが、ISO感度に対する理解は浅いためまだまだ勉強中です。「明るさが足りない場合は上げる。ただし、上げすぎるとノイズが増える。」というのは、わかりました。

絞り(F値)

・できるだけ小さくします。(例:F2.8など)

撮影のコツ

三脚を安定させる:風などで揺れないように固定します。カメラの取り付けもしっかり!

リモートシャッターやセルフタイマーを使う:シャッターを押すことでカメラが揺れるのを防ぎます。

試し撮りをする:シャッタースピードやISO感度など、設定を変えながら試し撮りし、最適な設定を見つけます。

星空アプリを使う:星座や天体の位置を確認するためのアプリがあると便利です。

よくあるトラブルと解決法

星が点じゃない:シャッタースピードが長すぎる可能性があります。10~15秒に調整してみましょう。

写真が暗い:ISO感度を上げる、F値を下げる、シャッタースピードを長くするなどで調整します。

写真が明るすぎる:周囲の明かりが原因のことがあります。暗い場所に移動して再撮影してみましょう。

撮影後の編集について

・撮った写真は、編集ソフトを使って明るさやコントラストを調整できます。私は、LightroomやPhotoshopを使っています。

まとめ

星空撮影は、特別な機材や高度な技術がなくても始められます。まずはカメラを手に取って撮影してみることで、きっとその魅力にはまります。そして、機材や撮影テクニックなども少しずつ増えていくと思います。

まずは自分で撮ってみる!実際に私は、カメラ1台から星空撮影の楽しさを知り好きになり、初めに比べると道具が少し増えました。

最初はシンプルな機材で始めても、星空撮影の楽しさを知ることで、次第に道具に興味が沸くと思います。

これから「星空を綺麗に撮ってみたい!」という方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。星空撮影、楽しみましょう~!

おまけ~試行錯誤した夜~

カメラを抱きかかえて横になったり、座ってカメラを膝に置いたりと色々試した結果、地面に置けばブレないことに気付く。(今思えば単純なことなのに、頑張って手で持っていた…)

静止しているつもりでも、人間は生命活動維持のために動いていることをひしひしと感じた。カメラを抱きかかえて横になっていたときは、息を止めるなどするが、ブレた。

地面に置いて、初めて撮った夜空の写真。

肉眼では見えない星が写っていたことに感動。私の中でわくわくが始まった瞬間。

設定については、「シャッタースピードを遅くする」ということだけを意識して撮った。

事前に星空撮影について調べたけれど、シャッタースピード、ISO感度、絞りなど、カメラのこと自体が初心者だったので、あんまり理解できなかった。

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